マーガレットレッピン育て方ガイド

きれいな紅葉とツンとした小さな爪が愛らしい「マーガレットレッピン」。

丈夫で増やしやすいのもあり、普及種の中でも人気のある品種の一つです。

蒸れに弱いので夏場は注意が必要ですが、その他の季節は何もしなくてもどんどん可愛くなってくれるため、多肉初心者さんにもおすすめ。

この記事では、そんなマーガレットレッピンの育て方を解説します。

マーガレットレッピンをきれいに紅葉させたい方、たくさん増やしたい方はチェックしてみてくださいね。

マーガレットレッピンの基本情報

科	ベンケイソウ科
属	グラプトベリア属
原産地	ー（交配種のため）
学名	​Graptoveria ‘Margarete Reppin’
流通名	「マーガレットレッピン」
交配式	菊日和×白牡丹
生育期	春（3〜5月）、秋（9〜11月）
育てやすさ（5段階評価）	★★★☆☆
増やし方	胴切り、葉挿し
入手経路	ホームセンター、園芸店、ネットショップ
価格帯	400円〜800円

 

特徴

グラプトペダルム属とエケベリア属との属間交配種の「マーガレットレッピン」。

グラプトペダルム属の丈夫さと増えやすさ、エケベリア属の美しいロゼットの両方を兼ね備えているのが特徴です。

紅葉時には夕日のようなオレンジ色に染まります。

マーガレットレッピンの育て方コツ

置き場所	日当たり、風通しの良い場所
水やりの回数	10日〜半月に1回
配合土の目安	赤玉土3：鹿沼土3：腐葉土2：くん炭1
肥料	植え替え時に緩効性肥料を用土に混ぜる
病害虫	カイガラムシ、アブラムシ
おすすめの鉢	素焼き鉢、プラスチック鉢

より形よく、きれいに育てるために管理する場所は棚の上の方がおすすめ。

また、風通しの良い素焼き鉢で育てると蒸れ被害を抑えながら育てられます。

葉挿しをしやすい品種なので、初心者さんや葉挿しが苦手な方が挑戦する多肉としても最適です。

マーガレットレッピンの夏と冬管理の目安

夏管理

耐暑性（5段階評価）	★★☆☆☆
遮光目安（遮光率と時期）	梅雨明け〜9月末、50％程度で遮光
水やり間隔	1ヶ月に1回（夏場の断水も可）
水やりの量	土が軽く濡れる程度
水やりの時間帯	夕方

夏管理の注意点

丈夫さが特徴のマーガレットレッピンですが、蒸れに弱い品種でもあります。

蒸れを感じるとある日突然バラバラになってしまうこともあるので、雨の当たらない場所で管理するのがおすすめです。

グラプトペダルムの生命力の強さを持っているので、夏場は断水しても大丈夫。

水やりは最低気温が25℃程度になり、暑さが落ち着く9月中旬頃から再開します。

真夏のシワシワな状態がどうしても気になる時は、風のある夕方にほんの少し、土が軽く濡れるくらいの量の水をあげてくださいね。

冬管理

耐寒性（5段階評価）	★★★★☆
耐寒温度	マイナス1〜2℃
水やり間隔	半月〜1ヶ月に1回
水やりの量	土が軽く濡れる程度
水やりの時間帯	日中

冬管理の注意点

マイナス1℃〜2℃まで耐え、冬の寒さには強い品種です。

室内やビニールハウスに入れなくても外に出したまま管理できるのがうれしいですね。

ただ、寒冷地にお住まいの方や大寒波で最低気温がマイナス3℃以下になる日は防寒対策をするのが安心です。

水やりのタイミングは、最低気温が0℃以上の日中が良いでしょう。

マーガレットレッピンは紅葉すると外葉から淡いオレンジ色に染まります。

紅葉をより楽しむためにもよく日に当てることはもちろん、寒さにもしっかり当ててあげてくださいね。

おすすめの楽しみ方

子株がつきやすいのもマーガレットレッピンの特徴の一つ。

これを活かして群生で育てると、見応えのあるひと鉢が完成します。

株同士がぎゅうぎゅうと顔を寄せ合いながらオレンジに染まっている姿は、本当にきれいの一言！

群生のための鉢は安定感のある素焼き鉢がおすすめです。

また、カットせずに育てていくと首を伸ばしたような「暴れ」の姿を楽しめます。

暴れを目指すなら、高さのある鉢やリメ缶を使うと良いでしょう。

葉挿しでたくさん増やせば、寄せ植えにも重宝します。

大きい株を主役にしたり、子株は寄せ植えの隙間に配置するのもおすすめですよ。

さいごに

マーガレットレッピンには、「ロゼット」「爪」「紅葉」「増える」と多肉が楽しくなる要素がギュッと詰まっています。

ホームセンターや園芸店で安価で手に入りやすいので、初めての多肉としても最適です。

寄せ植えや群生など、楽しみ方もさまざま。

マーガレットレッピンと、多肉ライフをたっぷり楽しんでくださいね！