今年の猛暑もようやく終わりをみせ、多肉ちゃん達のお手入れを始めようかなぁと思う今日この頃。
重い腰が上がらない理由がいくつか思い当たります。
- 暑さにやられた無残な多肉植物をみたくない
- 伸びまくった(徒長)多肉植物をどうお手入れすればいいのかわからない
- 青々した多肉植物を可愛いと思えない(紅葉が可愛すぎて)
- まだお手入れには早いんじゃないかと悩む
目を背けたくなりますよね( ノД`)シクシク…そんな時は、比較的丈夫な普及種の多肉植物からやってみるといいですよ。
一見ボロボロに見えても、根っこが元気だったら復活の可能性がありますし、成長が安定しているので、徒長した茎をスッキリさせても早い段階で脇芽が顔をだします。少々早い時期に剪定しても乗り切ってくれるし。
今日は我が家で一足先にお手入れをした普及種の多肉植物丼の様子をご紹介します。
お手入れの方法を動画で解説しています。こちらも合わせてご覧ください♪
プロリフェラ・ランナー徒長
プロリフェラといえば無数に伸びるランナーが魅力的な多肉植物。コレは茎もランナーも徒長しているし何より弱っていて、茹で過ぎたもやしみたい。せっかく成長期を迎えても弱弱しく冬の寒さに耐えられません。
思い切って生え際の近くで剪定し、茎とランナーは処分。残った葉はパラパラ蒔いて芽がでるのを待ちます。弱った茎についた葉は葉挿しの確率が低いですが、これだけあればプロリフェラ丼は作れます。
茎と葉と先端部分にわけました。元気な先端部分は寄せ植えに使えます。このまま挿して根が張るのを待ってもいいですし、乾かしながら初根を待つのもいいでしょう。
白牡丹 せっかくのロゼッタが台無し
先端部分はキレイなロゼッタ型。冬から春に成長した部分です。その後日差しが少ない場所に移動して徒長が始まりました。
白牡丹は雨ざらしで管理しても徒長はしないようですが、日差しが少ないとここまで徒長してしまいました。
白牡丹は葉挿しの成功率が高いので、元気な根と葉を蒔いて、先端部分は最後に隙間に挿していきます。茎についてる葉も丁寧に一つずつ剥がします。葉の根元が傷つくとダメになってしまうのでそこは注意しました。
メビナ 少しの水分をグングン吸った結果
我が家のメビナは常日頃雨ざらし管理なのですが、徒長した事はほごありません。
一年中こんな感じをキープ。しかし今年は管理場所を変えてしまったことで、メビナ史上イチの徒長です。
メビナも葉挿し成功率が高い多肉植物です。思い切って茎は処分!
メビナは芽がでて根が張る速度が速いです。根が土に入るとグングン成長し1シーズンでりっぱに育ちます。
よく葉挿しや挿し芽は根がでるまでは水やりはしないほうがいいとききますが、環境に慣れている苗に関してはあまり気にしなくてもいいのかなと感じています。今回紹介している多肉植物達は、特別に育てていません。鉢は陶器や蚊取り線香の缶や様々。土は園芸用の土に多めの鉢底石で調整。台風・雪でも雨ざらしの場所に放置。それでも毎年元気に育ち子孫を残しています。
すべての多肉植物・環境で大丈夫だというわけではなく、ご自宅の環境と多肉植物が心地よい空間になれば、本に書かれた育て方じゃなくても案外平気だったよぉ♪という話です。
火祭り さすがに根っこがやられている苗も
火祭りは毎年こんな感じです(笑)
火祭りは葉挿しは成功率低めなので、茎の長さを揃えて土に挿します。
ベビーサンローズ 脇芽が伸びるのに期待
虹の玉・セダム・ベビーサンローズの寄せ植えだったのですが・・・。無残な姿に。ベビーサンローズは脇芽がドンドン生えてくるので挿し木にしなくてもいいくらいなんですが、もったいないので。
長さを揃えて剪定し土に挿しました。すでに新芽がチラホラ♪とってもたくましいタニちゃんです。
多肉植物 夏後のお手入れのコツ
- 苗をみて根元にハリがあるか確認する
- 普及種の多肉植物で試してみる
- 弱った茎や葉は思い切って処分する
- お手入れ後は、すぐの水やりをさけ半日陰の場所で養生させる
- もったいないと感じたら無理をしない